松本人志は歌がうまいって本当なの?
松本人志と歌の関係ってなかなか結びつかないイメージだと思いますが、実は思い返すとさまざまな音楽活動をしていました。
かねてから、お笑い芸人がレコードを出すなんておかしいなんて言っていましたが世界の坂本こと、坂本龍一プロデュース「GEISYA GIRLS」でCDデビューしました。
また、相方の浜田雅功が小室哲哉プロデュースの「H Jungle with t」で曲を出した時には、間奏部分で歌っていたり、ダウンタウンのごっつえぇ感じから生まれた「エキセントリック少年ボウイオールスターズ」では作詞をしていたりしています。
また、浜田雅功が槇原敬之に作曲を依頼して作られた「チキンライス」でも作詞を担当しています。この曲に関しては、この歌詞のあまりの出来に感動して槇原敬之を泣かせてしまうほどの才能を発揮しています。
新たなクリスマスソングの枠が作られたと評価されるほど、大ヒットとなりました。でも私の中で松本人志と音楽の関係を一番感じるのが、実はダウンタウンのガキの使いやあらへんでのトークの中で作られる出囃子。
出囃子の歌は最高に笑える
この番組のダウンタウン二人でフリートークをするコーナーの出囃子を、いくつかその場で作詞作曲しているのです。代表的なものが「タクシードライバー」や「ようかん夫妻」。
どちらも視聴者からのハガキがきっかけでその場で作ることになって出来た曲ですが、後に、タクシードライバーはシャ乱Qが、ようかん夫妻は和田アキ子が歌うことになるなど、大きな反響を生むことになっています。
そこに作詞作曲の才能があるのかないのかは別にして、やはり松本人志の笑いがその曲の中にはふんだんに織り込まれているからこその反響だと思います。そういった中で松本人志がテレビで歌を歌う場面は何回か見たことがありますが、上手いか下手か。
そんな事はどちらでも良いと思います。得意か苦手かの基準で判断するならば、苦手というより必要ないと感じているように思います。所詮、お笑いのプロであって音楽の、歌のプロではない以上、そこの技術を求める必要もなければ、技術を得る必要もない。
もちろん、本気で歌えばうまいのかもしれませんが、本人もその点に関しては同じ意見を持っているのではないでしょうか。「HEY!HEY!HEY!」の番組内で福山雅治とビリヤード対決をして、松本人志が負け罰ゲームとして福山雅治の歌を歌うということがありました。
とても照れくさそうにしながらも、罰ゲームなので真剣に歌ってはいましたが、上手く歌おうとはしていないように見受けられます。やはり、CDデビューしたり作詞したりと音楽に携わる仕事をいくつかしてきてはいます。
しかし、根本の“お笑い芸人がレコードを出すなんておかしい”。この考えは全く変わることなく松本人志の中には根付いているものだと思います。とは言え、それほどまでに歌詞を作ることが出来るという才能。
そこに、コントや漫才の台本を作る才能が生かされているのでしょうか。自分だけの独特な世界観を作ること、あるいはどこにでもある日常を描写しそこに笑いを見出しストーリーを作るということが、詞を考える上では役にたっているのでしょう。
コントなどが作詞にいきている?
コント番組の企画・考案、また作詞をするという点での共通点はどちらかと言えば、裏方ということです。表舞台は浜田に任せて、俺は裏で地味な作業するわー。と言っている姿がちょっと想像できたりしてしまいます。
なので、歌を歌うというのは、表方の仕事であるが故に、どちらかと言えば苦手ということになるのでしょうか。ただ、しつこいようですがここは重要なポイントなのでもう一度言わせて下さい。
松本人志はお笑いを作る人、歌が苦手だろうが下手だろうがそこに焦点を当てる必要はまるでないということです。何をするにも、何を作り出すにしても最終判断要素は面白いか面白くないか。
歌を歌うことに、面白さなんてなくていい、だから松本人志にとって歌の上手さは必要ないことだと思います。その代わり、コミックソングを作らせたら、その才能は爆発的に生かされてくることも事実です。
あなたにおススメのページ