松本人志の若い頃は今よりも尖っていたって本当なの?

松本人志の若い頃は今よりも尖っていたって本当なの?

松本人志

 

ダウンタウンのお二人の印象はどうですか?と芸能人の方々に質問している答えを見ると、大概「松ちゃんが怖い。」というものが多いです。

 

 

私もお二人がテレビの収録をされている所を見る機会があったのですが、確かに浜田さんは周りの野次馬にさえ『どうも?!』と笑顔で声をかけてくれました。

 

 

 

しかし、松本さんは特に何も絡む事無くその場から去るみたいな感じでロケ車の方へ歩いて行かれました。なので、怖いイメージを持たれてしまってもしょうがないかなと思ったことがあります。

 

 

 

でも、番組や昔のラジオでのトークを聞いていると決して怖い人ではないというのは分かります。ただ、愛想を振りまくことに抵抗があるだけという感じでしょうか。

 

 

 

松本人志の挨拶

 

結構妙なところに照れを感じていることが多いみたいで、人に“ありがとう”を普通に言えるようになったのも40歳をすぎてからみたいな事が他にもいくつかあるようです。

 

 

 

後輩たちを引き連れてご飯を食べに行った帰りでも、ごちそうさまでしたとお礼を言う後輩たちに対して、何て答えたらいいのか分からないらしく、一般的な極普通の挨拶や御礼に対して何らかの照れを感じるようです。

 

 

 

だから、ファンの人たちに囲まれたとしても無愛想な表情で対応してしまうために、怖がられてしまうのではないでしょうか。

 

 

今となっては、後輩たちにも驚かれるくらいに丸くなりましたねと言われている松本さんですが、20代、30代の頃のエピソードを思いだすとめちゃめちゃ尖っていました。

 

 

 

若い頃は当然先輩方に挨拶をする機会が多かったと思うのですが、いろんな先輩方が松本にはちゃんと挨拶をされた記憶がないと口にされているようです。よく聞くのは、桂三枝さんや明石家さんまさん。オール巨人さんなどがいます。

 

 

 

桂文枝さんに挨拶くらいしっかりせぇとよく怒られたと言っていました。松本さん自身はちゃんとしていたつもりだったみたいですけど、禄に目も合わせず『うぃーすっ!』みたいな感じだったようです。

 

 

 

これは、さんまさんにもそうですが『うぃーすっ!』といって、そんな挨拶認めへんと怒られたと語っています。(さんまさんは、さんまのまんまで、そんなことで怒らないと思うと否定していましたが。)

 

 

 

また、オール巨人さんにも「松本紳助」の中で、挨拶をちゃんとするように指摘を受けていました。でもこれも先程言ったような妙な照れの一つだったのかもしれません。

 

 

 

挨拶以外でも、一時間以上の遅刻は当たり前だったり、気に入らないことがあれば怒鳴り散らす、もしくは帰るみたいなことも多々あったようです。しかし、若いときのその尖り方は決して無駄なものでは無かったと思います。

 

 

 

現在は、若手お笑い芸人さんはたくさん居て、さまざまな賞レースでもみんなで切磋琢磨しながら仲良くやっていこう的なスタンスの人が多いみたいですが、松本さんが若手の時代はお笑い芸人達は決して仲良くなど無かったようです。

 

 

 

他の芸人との対立

 

ダウンタウン以外のコンビが高い評価をされたなら、自分はあんな奴らよりも絶対おもしろいはず!と闘志むき出しで、芸人たちだけで賞レースのあとに打ち上げするなんてあり得ないと話していました。

 

 

 

それくらい尖っていないとここまで勝ち上がって来ることすら出来ないと、どこかで松本さん自身も悟っていたのではないでしょうか。しかし、現在もその頃のように尖り続けていたら全く番組など成立しなくなるでしょう。

 

 

 

コンプライアンス事情が厳しい現在、「ダウンタウンのごっつえぇ感じ」のような番組は決して出来ませんからね。松本さんが以前「松紳」でこんな事をおっしゃっていました。“芸人は実はとても常識人の人が多い。

 

 

 

なぜなら、常識が分かってないと非常識なことを笑いに変えることが出来ないから。”とても納得してしまう言葉だと思うのです。

 

 

ですから、昔の驚愕尖りエピソードは単なる若気の至りでは決して無くて、松本さんから溢れ出る笑いへの天才的センスが彼をそれほどまでに尖らせていたのではないかと思いたいです。

 

 

 

そして、そんな尖っていた時代があったからこそ、今の優しく娘さんにデレデレの松本さんが出来上がったのではないでしょうか。