松本人志が明石家さんまと共演!不仲の真相とは!?
お笑い怪獣と呼ばれる明石家さんまと、お笑いに魂を売った男と言われる松本人志。
この二人が並んでテレビの画面に映るのを見ることはそんなにありませんが、実はちょいちょい共演してることはあるんです。
おそらくダウンタウンと明石家さんまの初共演は、まだデビューしたてのダウンタウンの大阪でのレギュラー番組「4時ですよーだ」だと思います。この番組は、ダウンタウンを中心にして若手芸人たちがメインとなったバラエティー番組です。
明石家さんまはこの番組の第一回目のゲストでした。当時はまだまだ下っ端時代のダウンタウン、周りのスタッフの力で早くも共演を果たしたのであったが、その後はダウンタウンも東京進出を果たし、確固たる地位まで登りつめます。
その後に共演したのが、「さんまのまんま」です。この番組はご存知の通り、二人だけでトークをする番組なのでかなり貴重な映像となりました。この番組に出ることになった理由は松本人志が初監督を務めた「大日本人」の宣伝のためなんです。
松本自身はこれを機にいろんな番組にゲストとして出たいなと思ってると言っていました。デビューし、東京進出してからもすぐに自分たちが司会を務める番組を持ってきたダウンタウン。
他の番組にゲストとして出演することが少なかったからならではの感情ですよね。松本人志が明石家さんまに対する一番のエピソードと言えば、オレたちひょうきん族時代の挨拶の仕方で怒られたという話です。
松本人志のさんまへの挨拶
当時、周りの芸人やスタッフは明石家さんまに対する挨拶がとても大げさなのを見て、実際さんまさん自身もそんな大げさな挨拶ではなくもっと普通にしてほしいはずだと思います。
偶然舞台袖で出くわした時に「ちーすっ」と松本は挨拶したら『そんな挨拶認めへん!』と怒られたのだそう。この話を20年越しにさんまに直接話しましたが、さんま自身は覚えておらず、むしろ俺はそんなことでは怒らないと反論していました。
しかし、この二人が話す姿は、お互いがお互いのトークをどうでるか?どう展開していきたいのか?!をお互いに気を遣いながら常に探り合っているように見えました。
この番組がオンエアーされたあとの、松本のラジオ番組「放送室」でこの日の収録の様子を話しているのですが、『可もなく不可もなく』とまとめました。これは、取りようによってはさんまに対して失礼発言をしているようにも見えます。
しかし、松本自身はそんなつもりはなく、お互いが探りあいをし過ぎて結果マイナスになってしまうということもなく、先輩にゴマをすり過ぎることもなく終えることが出来たといういい意味での感想でした。
現在のお笑い界になくてはならない存在の2人の不仲説は以前からずっと流れていますが、結論からすると決して仲が悪いわけではないと思います。
ただ、二人がバラエティー番組の中で揃うと笑いが飽和状態となりまとまらないのではという考えをお互いが持っていると思います。明石家さんまは、ボケもつっこみも仕切りも全部自分でこなし、自分がやりやすい方向にもって行くスタイルです。
それに対し、松本人志はその場にある笑いを出来ることなら全部拾いたい、一つの番組に笑うポイントはたくさんあった方がいいからというスタイルでかつやはり相方、浜田雅功のツッコミが欲しいと視聴者側としては思ってしまいす。
そうなると、さんまと共演するとなると浜ちゃんのポジショニングが難しいと松本自身も言っていました。さんまのまんまでのあの数分でも感じましたが、さんまに対して松本がボケたとしても、それに対するさんまのツッコミはやはり弱いです。
松本に「うるさいわっ!」とおでこを叩く浜ちゃんのツッコミがないとボケが完成しないんだなと感じました。その事も、おそらくお笑い怪獣さんは分かっているのだと思います。
松本人志には浜田雅功が最高の組合せ
吉本の後輩であるが故に、本来ならば先輩が後輩を面白くみえるように引き出しを出してあげなければならないところを、さんまは敢えてダウンタウンにはそれをする必要がなかった。
それをしてしまったらダウンタウンの面白さは変わってしまうだろうと見込んでの共演NG説みたいなものがあったのかもしれません。
明石家さんまと松本人志。決して仲が悪いのではなく、お互いがお笑いに対してのポリシーやプライド、ポテンシャル、全てに関してそれぞれの確固たる考え、気持ちがあり過ぎてしまう。
それをぶつけ合い、がっちりと噛み合った時には爆発的なお笑いが生まれるのかもしれませんが、お互いそれが噛み合うことはほぼないことを知っているから、絡む場面が少ないのでしょう。
しかし、さんまのまんまでは松本の口からよく“浜田”の名前が出てきたことが素敵だなと思いました。松本自身が一番分かっているのでしょう。自分の笑いには浜田雅功が必要かつ、重要であることを。
あなたにおススメのページ