松本人志と安室奈美恵の知られざる絆とは?
お笑い芸人、松本人志。平成の歌姫、安室奈美恵。似ても似つかないこのお二人の間に絆なんてあるのでしょうか。
強いて共通点を探してみるならば、お二人ともカリスマ的存在であるというくらいでしょうか。一体何がきっかけでどのように信頼関係を築きあげられたのか。
2018年9月16日、たくさんの人に惜しまれつつも引退した安室奈美恵さん。芸能人の中にも安室さんのファンを公言している人はたくさんいらっしゃっいます。
引退を発表した日からいろんな方が安室さんの引退について涙ながら発言されていたことを鮮明に覚えています。
HEY!HEY!HEY!の安室と松本
安室さんのライブではMCが無いことでも有明で、ここ数年ではテレビの音楽番組に出演されることも控えられていたようです。それだけ安室さんは“おしゃべりをする”ということに対して、とても苦手意識を持っていたみたいでした。
しかし、アムラーという社会現象が起きていたころ、歌って踊っている姿はとてもかっこよくクールなイメージでしたが、おしゃべりをしている姿はとてもチャーミングで面白いイメージがありました。
その頃はとてもおしゃべりが苦手な方だとは想像つかなかったくらいです。そんなかわいらしい安室さんを1番数多く目にする機会があったのはまさにダウンタウンが司会を務めた『HEY!HEY!HEY!』じゃないでしょうか。
安室さんの出演回数はずば抜けて多かったと思います。中でも、松本さんと安室さんのトークはとてもおもしろかったのです。
安室さんが普段あまり聞きにくいような恋愛の内容の質問を松本さんにして、それに対し松本さんのオロオロする姿がとても新鮮で好評だったのではないでしょうか。
答えにくい質問をしてくる安室さんに対して松本さんもまんざらでもないような感じで二人はすごく気が合うというか、安室さんは松本さんを信頼し、松本さんは安室さんを可愛がるというか気にかけている存在であるように感じました。
1999年の事件とは?
なぜ人見知り同士の二人がここまで信頼関係を築くことが出来たのでしょうか。どうやら1999年のあの事件に答えがあるようです。あの事件というのは、安室さんの実母が義弟に殺されてしまった件です。
当時、連日ワイドショーをにぎわした相当の衝撃だったことを今でも覚えています。今回の記事を書くにあたって再度、調べてみるとあまりに痛ましい事件で胸が痛くなりました。
1999年は安室さんはすでにカリスマ的存在であり、連日マスコミにも追いかけ回されていたんだと思います。
お母様をそんな形で亡くされて、ましてや喋ることも苦手である以上、そのようなマスコミに囲まれる日々はストレスでしかなかったと思うし、大変辛かったと思います。
しかし、安室さんもプロ意識が高い方でこの事件の数日後には、『HEY!HEY!HEY!』の収録に参加されていました。表向きでは松本さんは「こんな時期に出られると絡みづらいわー」とイジっていました。
しかし、裏では「辛くなったら俺が助けたるから。絶対辞めたらあかんで。」とサポートされていたようです。それだけ、松本さんの中で安室さんは大きな存在であったのでしょう。
2人の絆
何度も番組で共演するうちに、松本さんは安室さんが面白くなるように見せることが出来る。安室さんも松本さんを他の誰とも違う方法で面白く出来る。
まさにWIN!WIN!な関係が出来上がり、口にはしないけど何か不思議な絆が生まれていたのかもしれません。
ここ数年ではこのお二人が共演している姿を見ることはほとんど無くなってしまい、安室さんが引退してしまった現在では二度と見ることが出来ないという状況になってしまいました。
安室さんが引退する事に対して松本さんは『アーティストと言いながらもほぼアスリート』『ほんとうにストイックな方だ』と発言されているので、今でも安室さんへの関心は持たれているように思います。
松本さんがそれだけ他分野の芸能人をほめるということは、番組からスタートした2人の関係に絆がある証拠の一つではないでしょうか。